Pinterestの本当にすごいところは「フロー」と「ストック」と「マネタイズ性能」

今回は、ちょっとだけ評論家ぽいかもしれないのですが、メディアで話されているPinterestのピントがズレていることがしばしば感じられるので、たまにはこんなエントリーをしてみます。写真を共有する楽しいプラットフォームとか、画像版twitterとか、ユーザーインターフェイスが一風変わっていてすごい、などなどに目が向けられていますが、本質的にはそこが凄かったんじゃないと思っていたりします。 
 
ちなみに、私がPinterstを使うのは「情報収集」を効率化するためです。
コミュニケーションではなく、新しい情報収集プラットフォームとして利用しています。
そんなpinterest、どこがすごいのかを私なりに考えてみました。
 
 

Pinterstのすごいところ

1)超高速インプットができる「フロー」情報
2)サクサクと「ストック」できるLike/Re-pin機能
3)マネタイズモデルがすごい。(たぶん。)     という点です。
 
一つづつ、ちょっとだけ説明してみたいと思います。
 
 
 

 
 

1)超高速インプットができるフロー情報

僕のディスプレイは比較的大きめなのですが、以下のようなビューになっています。
約7列×3〜4行くらいなので、ファーストルックで20〜30枚前後の画像が目に飛び込みます。
さらに、スクロールが基本的には無限にできるので、1分で200枚以上の「画像」をチェックできます。
(最低で4列、最高が7列。ブラウザサイズを変えると分かります。)
 
 

 
 
僕の場合は、テクノロジー界隈に強いユーザーをフォローしておき、カテゴリーで、「Technology」を選択することで、世界中から情報収集をしています。画像を中心としてニュースの情報収集ができるので、感覚としては、「世の中にある様々なテクノロジー系の雑誌を、パラパラとめくっている感覚」です。まさに、向こうから情報がどんどんと飛んできます。
 
その中で、目を惹いた、気になる画像だけをクリックし、
元のサイトへ飛べば(外部リンク)、実際の記事を読むことができるようになります。
 
少し話しが変わりますが、おそらく、縦長の画像を許して、横長の画像を許さないのも、ここにありそうです。縦にはスクロールができるのですが、横長を許した瞬間に、ファーストルックがパズルのようになってしまい、本質的なユーザー体験である、情報のフローを楽しめなくなります。あくまで、上からしたに、7列の画像を斜め読むことができる点に、楽しみがありそうです。
 
 
 
これが、一つ目の魅力である、
フロー情報を、超高速インプットしていける点です。
 
 
 

2)サクサクとストックできるLike/Re-pin機能

さらに、pinterestの魅力を一気に上げる仕組みが、ご存知のLikeとRepin機能です。上記の高速フロー(今までにまったくない流し読みの体験)に加えて、サクサクとストックできる仕組みがあるため、「様々な情報誌をバーチカルにめくりながら、気になった記事のスクラップを一瞬で貯める」ことができちゃうのです。
 

 
 
この感覚は、はてブや、Diggや、いいね!をするのと同じようなものですが、
あくまでも画像が主語になっているところが、決定的な違いです。
 
 

3)マネタイズもすごいと思う(たぶん)

まだ、APIも広告モデルも発表されておらず、仮説でしかお話しできないのですが、ソーシャルなんとかにはありがちな、マネタイズに苦戦するメディアではないと思われます。以下のようなモデルなのではと考えています。
 
 

広告掲載位置

これはイージーな予測ですが、広告掲載位置は、画像でどこかのゾーンへの掲出になると思われます。広告出稿主は、単純に、画像をポストして、入札をすれば、様々なユーザーに広告が表示されると思います。
 

 
 
 

配信ターゲット

Facebook Adsと同じようなモデルで行えるのでは、と思います。
エリア、年齢、ステータスなどをターゲティング要素に加えて、広告配信が可能です。
( ※ なんといってもユーザーはfacebook 認証をしています)
 
 

マネタイズモデル

以下のどちらかになると思うのですが、
Engagement課金単体か、その双方の組み合わせな予感がしています・・・。
 
パターン1)CPM/CPC 広告
→クリックかimpにあわせて入札。Facebook Adsモデル
 
パターン2)Engagement 課金
→LikeかRepinなどのアクションに対する課金モデル (Twitter Adsモデル
 
 

想定クライアント

メーカー)ブランドマネジメント、新商品の認知促進に利用(コーラとか凄そう。。)
アパレル)服のプロモーションは、結構しやすいと思われます
芸能)新CDとか、商品とか、新人の紹介とかには一役買いそうです
観光地)スカイツリーとかは、縦長画像で広告出したら面白そうだ・・・。
 
 
 
なんて、弊社内のビジネス検討をしながら、Pinterestの秀逸さに惹かれていくのでした・・・。「見た目」は、そんなに重要じゃなくて、あくまで、この構造が秀逸なのだということがお伝えできたなら幸いです。

と、たまには、評論家ぽくエントリーしてみるのでした。