話題の新書『リーンスタートアップ』を読んでみたのでレビュー


 
以前からかなり気になっていたので、即購入してみました。
ひさしぶりの書評は、リーン・スタートアップ です。
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そもそもリーンスタートアップとは?

私なりの解釈では、「無駄のないプロダクトマネジメントの手法」と、感じました。
大手企業でも、中小企業でも、いずれのケースでも適用される非常に実用性の高い書籍だと思います。
 
 

 
 

 
まずざっくりと、本書で大きく学べたことは二つほどありました。
一つ目は、スタートアップにおける失敗の典型例から学ぶポイント。
二つ目は、成功するために重要な戦略ピボットとは。   です。
 
 
特に、具体的に以下のようなところが面白かったです。
(MECEでもなければ、順不同で、最重要な点をおざなりにしていたりするのですが、、)
 

1)「失敗を達成する」ケースがいかに多いことか

本書では、失敗するケースを、ただ失敗したわけではなく、
「計画通りの失敗」と、やや揶揄しているような表現をしていました。
しかし、その通りだな、と思ったのです。
 
スタートアップが立てている事業計画ほど、信頼できない不確かなものはなく、
その事業計画を達成したことで、「失敗を達成」している企業がいかに多いことも、
ままあるので、戦略は即断即決ピボットしよう、机上の仮説には時間をかけないでいこう 
という、ことを言っておりました。
 
 

2)先行者利益は期待できない

イノベーションから先行者利益を得られる期間が、近年は短くなっているため、
先行者利益を常に得られるような、イノベーションの連鎖をうめる組織が重要。
また、1の延長では、結果的に先行者利益すら得られずに、去ってゆくケースが多い。
 
社内には、イノベーション工場をつくろう。
 
 

3)投資した努力は正しかったのか

あなたが使った時間、努力の総和のうち、
バリューを生んだ時間は、どこにあったか?逆に、バリューを生んでいない時間はどこか?
極限まで、バリューを生まなかった無駄を探し、生む時間に集中すること。
 
顧客が価値と感じないことに時間を割くのは、全く無意味であり、
そのようなこだわりや、裏側の事情などは、全て排除すべき。
 
 

4)顧客開発と製品開発のバランス

製品開発のプロセスで、ほとんどが仮説であったら、顧客にとって必要でない可能性が高い。
しかし、徹底的なマーケット分析をおこなっていも、それもまた仮説であり、必要でない可能性がある。
だからこそ、無駄なく、最短で開発を済ませ、まずは触れてもらい、
そして改善するための戦略ピボットを繰り返す。
 
それこそが、顧客開発と製品開発の良いバランスであり、マネジメントである。
 
 

5)実証・検証にこそ時間を投下すべき

3と4を避ける為にできることとは、
実際の検証による学びにこそ、時間と労力を割くべきであり、
それらに投下すればするほど、無駄は削減されていき、成功確率は高まる。
 
その後、実際に、MVP(minimum viable product = 実用可能な最小限エネルギーの製品)を構築し、
さらに、計測による学びを通じて、よりブラッシュアップしていく。
 
 
 
と、なんだかまとまりのない感じになりましたが、
スタートアップはいずれにしてもリーンな集団であるかと思います。
弊社Loco Partnersも現状に甘んじることなく、常に、新しいチャレンジを行っていこうと思う所存です。
 
 
スタートアップ経営に近いところにいる方や、
大手企業の、PM / 商品開発担当の方などにはおすすめできる一冊ですよ。
 
 

リーン・スタートアップ

リーン生産方式をプロダクトマネジメントに適用。
具体的なケースや、方法論が学べる一冊でございます。
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