中国のシリコンバレー「中関村」は、想像よりも遥かにすごかったお話し。

本日北京から帰国、飛行機でせっせと出張での学びを振り返っています。
「中関村」と聞いてどれほどの人が分かるかというと、恐らく全くわからないと思います。
(というか、僕も出張の直前まで知りませんでした。笑)
 
中関村は北京市にある北京大学や清華大学が位置するエリアで、
中国のシリコンバレーとも言われるスタートアップの集積エリアです。
今回、いくつかの用事があったため私も北京へ行ってきて、
様々なスタートアップやオフィスを見てきたので感じたことをまとめてみたいと思います。
 
 

中関村や北京の基礎情報

北京市は、人口2,000万人超を有する一大都市。(なのにこの規模で人口規模26位。w 出典
中関村は北京市から外れた北西にあり、市内中心からはタクシーで30分ほどがかかります。
 
特に大きなポイントは、北京大学と清華大学という中国1位と2位の、
両大学が全く同じエリア、隣合わせであるというところにあることでしょうか。(世界でもあまりないパターン)
北京大学は文系科目に強みがあり、清華大学は理工学科に強みがあり、
それぞれが中国国内でナンバー1で、アジアでもトップクラスのまさに最高学府です。
 
 

▲こんなエリア感です。超ざっくり・・


 
 

中関村とか北京大学の雰囲気

一通りぐるっとまわってきたので、その雰囲気を写真で紹介しますと・・・ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
 
 

▲北京大学の正門付近 チャリの数が写真の10倍くらいあります。w
 
 

▲食堂。これも写真の見た目の5倍くらい大きい。とにかく人の量で圧倒される。
 
 

▲食堂別アングル。
 
 

▲中関村の中心地、創業大街。Startupしかいないストリートです。カフェも沢山。
 
 

▲KRというCo-Workingスペース、全体的にアメリカ風でおしゃれでした。
 
 

▲Incubationプログラムみたいな。投資→オフィス間貸し 系。 
 
 

▲らくする的な印刷スタートアップの事務所。おしゃれさはシリコンバレー的が多かった。
 
 

▲入居してる企業たち。なんか元素記号風にまとめているオフィスがいくつかあった・・
 
 

▲働いてる雰囲気はスタートアップそのものである。
 
 

▲オフィスが自由すぎて、ネコいっぱいいたりした。(凄い綺麗なビルに)
 
 

▲内装デザインは総じてオシャレで、いい感じでした。
 
 

▲天井が高くてすごかった。。オフィス内になぜか本物の電車が1両置いてあったりなど。。
 
 
 

なぜこのエリアからスタートアップが誕生するのか

シリコンバレーへ行ったときにも感じたことが、もうそっくりそのまま再現されている街だと強く感じました。このエリアからは必然性と確率があって、定期的に半端じゃないスタートアップが生まれていくのです。
一行で言うならば、「(必然的に)ビジョンが大きく、人がたくさんおり、大量のリスクマネーがあり、品質よりもスピード重視で異次元なDIY精神がある」ですね。
なので、「まずやってみる。→怒られたら(´・ω・`)ショボーン。→やめる。」 が中国やアメリカ式です。
 
 
日本という言葉で一括りにしてはなりませんし、どちらも一長一短あるので全てダメというわけじゃありませんが、
同じ一行で日本の環境を例えるならば「(相対的に)ビジョンが小さく、人の流動性が低く、リスクマネーは小さく、スピードよりも品質やサービス重視である」ことかな。
なので、「まず調べてみる。→怒られないかチェックする→やる。→改善する」 が対して日本式です。
 
 
参考:アメリカのスタートアップ群を訪問したら、イノベーションの中心地である理由がすこしだけわかったお話し。(長い)
 
 
他、要素別にまとめてみるとシリコンバレーにほんとそっくりな環境でした。
 
人:人材流動性が高く、スタートアップへの理解もあるから、優秀な人々がガンガン飛び込んできている。
エリア性:北京大学・清華大学が近接。超優秀な人たちが大量におり、また市内にも近いためビジネスがそこら中に転がっている。
お金:リスクマネーへの許容度が高く、16年度も過去最高を更新。世界中からお金が集まっており、大きなチャレンジができる。
※但し誤解してはならないのが挑戦者の数も多いから、1社あたりの平均値をとれば日本よりも悪いがトップラインが大きい状態。
規模:GDP成長は未だに7%前後、また中国は10億人いるので対象MKTの規模が桁違いである。そこら中のサービスが会員2,000万人超えたよ〜とか言ってる感じ。「Reluxはどれくらい?」「80万人」「・・・。」というイメージを想像いただけると分かりやすいかと思います。。。
モバイル:中国のモバイル環境は決済、通信、適応度、契約数やプラットフォームの数々が日本とは異次元に整っている。
精神1:DIY精神がアメリカ人に似ている印象を受ける。彼らは過酷な環境下で育ってきたので、なんでも自分でやってしまう。日本はアウトソース文化や諦めるケースが多いように思う。
ex)オフィス工事とかホント適当で、一部だけスケルトンのまま稼働してるとかそこら中に存在。w アメリカぽいです。
精神2:その結果、とにかくすべてが「速い」。速すぎる。日本はなんでも丁寧なので、完ぺき主義的なところが良さでもあり、仇ともなっている。
 
 

その他に思ったこと

CXOクラスの英語力がネイティブ並に高い。会話が中国語じゃなくてよかったけど、そこまで自社を語れない。(;・∀・)
 
QRコードの決済システム普及がついに異次元なレベルにまで育っていた。Wechat Payなど
レストランの座席にQRコードは必ず100%ある。街の定食屋まである。
さらに、特にすごかったサービスを紹介すると、
1)テーブルにQRコード。ピッ
2)そのお店のメニューが出てくる
3)注文がそこから可能
4)決済もそのまま可能
5)気に入ればアカウントフォローや会員登録もできる
※つまり、料理人と物運ぶ人を最小化でき、注文フローも支払いフローも無い店舗。
店内では食べるだけで、要するには超短距離デリバリーシステムですね。
チェーン居酒屋とかにある注文端末を相手端末でやり、支払いまでできるとも言える。
 
 

▲QRコード x 決済文化が本当に感動した。お菓子もQRコード決済。
 

▲マッサージ機すらQRコードです。老若男女、全員がモバイル決済している。
 

▲腕元のところにQRコードがあり、決済すると→電気が入って動く IoTでもある。

まとめ

行動してみると見えるものが本当にたくさんありますが、今回の中関村は大変素晴らしい訪問でした。
我々も中国で既にビジネスを展開しておりますので、これからもLocalにあわせた戦略をガンガン挑戦し、
1人でも多くの人に日本を知ってもらい、体験してもらいたいと強く思うのでありました。
 
まだまだ世界挑戦への山登りは長そうです。
 
 
ちゃんちゃん。謝謝!